富士薬品の概要

株式会社富士薬品

富士薬品とはどんな会社か?

TVCMなどでよく見かける富士薬品。フちゃん、ジちゃんというド直球のキャラクターの名前でも知られていますが、歴史が長い企業とはいえドラッグストア業界の中でもこの数年で一挙に拡大してきた成長企業。驚きの歴史についてまとめてみました。

富士薬品の人気キャラクター

概要

まず、株式会社富士薬品とは、さいたまに本社を置く、創業87年の老舗医療系企業。

創業は富山の薬売りとして、会社としての歴史は昭和29年の、有限会社高柳薬品商会をさいたまに設立しています。

医薬品販売から始まった企業ではありますが、現社長の昌幸氏が薬学部を卒業し武田薬品工業で修行をしていたことからも、開発や製造など、医薬品業界により深く入ってゆこうという姿勢が見て取れます。

また、それだけではなく、2010年頃から活発化したドラッグストアビッグバンの流れを上昇気流として、一気に業界トップクラスにのし上がった成長企業でもあり、現在は全国にドラッグストア調剤薬局など1000を超える店舗網を展開しています。

富士薬品の店舗拡大の歴史

薬の画像

富士薬品にはグループ会社が約20社ほどありますが、その多くはドラッグストア事業でのM&Aによるものです。

上場企業を非上場の富士薬品が買収

ドラッグストアの店舗

中でもオストジャパンなどは、2013年に富士薬品傘下に入っていますが、当時札証アンビシャスに上場していたため、上場企業が非上場企業の富士薬品に買収されたという、珍しいケースに当たります。

また、本来ならば、富士薬品よりも、北海道から東証一部に上場しているサッポロドラッグストアの傘下に入る方が自然な流れのように感じますが、セイムスブランドを重要視してのことか、富士薬品グループに参画しています。

その後も続々とセイムスブランドで展開する地域のドラッグストアチェーンが参画していることからも、富士薬品がセイムスブランドを一手に傘下に収めようとしている動きが見られます。

続々と進む経営統合

2014年には山形県で展開するエスロードが傘下に入ると同時に、同社が経営していた店舗の屋号も「ラパス」または「生活館」からドラッグセイムスへと業態転換されています。

同2014年、当時既に富士薬品の100%子会社であった関東セイムスを、富士薬品本体に吸収する形で合併したことが発表されています。関東セイムスは、旧名をシバタ薬品といい、関東セイムスに吸収されたのち、その関東セイムスが富士薬品に吸収されています。

その当時、関東セイムスは単体でも、年間75億円以上を売り上げる規模の企業なので、本部もより強固な体制へと進化しているのではないでしょうか。

ヘキサゴン

それにしても、ドラッグストア業界は、地域に特化した小規模~大規模のドラッグストアが数多くあり、一時期の金融ビッグバンのように組織としての力を高めようと吸収合併を繰り返していることが良く分かりますね。

富士薬品に参画していない企業も、2010年頃からマツモトキヨシグループや、ウェルシアHDなどの大手に吸収されていますので、競争力を強化するためには巨大化の道しかなかったのかもしれません。

そのほかにも、長野を中心に北信越に展開するアメリカンドラッグ経営のモリキも、富士薬品の子会社となっています。

ドラッグストアのイメージ

続いて、愛知や三重、和歌山で展開する森山薬局(アメリカンドラッグストア、スーパードラッグキリンなど)も富士薬品の傘下です。

紛らわしいのですが、広島県に本社をおく「キリン堂薬局」は、東海セイムスのスーパードラッグキリンとは全くの無関係です。

また、鹿児島や高知を基盤とする西日本セイムスも富士薬品グループだが、屋号は旧社名の「ドラッグオオサカ」や、「ドラッグコスモ21」などをそのまま用いています。

直近では、2017年2月28日、宮崎県にドラッグストアを展開する株式会社救命堂(年商約18億円)の株式を富士薬品が100%取得し、グループの一員となったことが発表されています。

この時点で、富士薬品のドラッグストア店舗数ネットワークは全国で1200に及び、店舗網を生かした事業展開が見込まれます。

富士薬品概要まとめ

薬学部出身の社長の経営参画と、ドラッグストアビッグバンともいえる流れを上昇気流として、店舗数を大きく拡大してきた富士薬品。

ドラッグストア事業だけでも全体像をつかむのはなかなか難しそうですから、会社の全体像をつかむのは、社員さんでも難しいのかもしれません。

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